スイス薬学部2年次の流れ

こんにちは、ジロウです!

さて今回は、薬学部2年次のざっくりとした流れをお伝えします。

2年次の流れ
①新しい出会いのあった前期(9月後半~12月前半)
②冬休み&前期期末試験(12月後半~2月前半)
③図書館に入り浸った後期&期末試験(2月前半~6月後半)

①新しい出会いのあった前期(9月後半~12月前半)
別の記事でもお伝えしたように、1年次には3つの大学に学生が分かれていて、2年次になるとすべての学生が1つの大学に集まります。そのため、2年次には多くの新しいクラスメイトに会うことになります。

2年次のクラスメイトは合計約100人で、男女比は2:8ぐらい、平均年齢は21~22歳ぐらいだと思います。フランス人が多く(約4~5割)、スイス人は2割いるかどうかぐらいで、あとは他の国の出身者(といっても、親の都合で子供の頃にスイスに引っ越してきた人たちが大半で、学業のためにスイスに来たという学生は少数派)です。
2年次の授業、特に前期の授業はグループワークが多かったため、新しいクラスメイトと話をする機会が多かったです。また、前期は実験科目が4種類あり、製剤や化学実験の基礎を学びました。

私はびびりなので全く参加しませんでしたが、薬学部内で多くのパーティーが開かれていました。3年生になったら私も参加したいと思います。

②冬休み&前期期末試験(12月後半~2月前半)
2年次の冬休みは、クリスマス~1月20日頃まででした。この時期、特に年明け前は多くの学生が家族に会うために実家に帰るので、ジュネーブから学生ががくんと減ります。私は日本に帰らずジュネーブに残り、ほぼ毎日図書館に通っていました。あまり人と会うこともなく一日中ひたすら勉強していたので、少し大変でした。

年が明けると、薬学部の学生が少しずつジュネーブに戻ってきました。というのも、1月中旬に、医師や看護師など他の医療職を目指す学生との合同授業が開催されることになっていたためです。期間は一週間で、薬学部以外の学生と交流できる貴重な機会でした。この期間、自分で好きな授業を選んで受講し、またグループワークも行いました。ただ、試験勉強とこの合同授業の両立は少し大変でした。

そして、1月23日から期末試験が始まりました。各試験の間が数日空いていたため、スケジュール的にはそれほどきつくはありませんでした。試験は全部で6つあり、2月10日に終わりました。
試験終了後、10日間ほど休暇がありました。

③図書館に入り浸った後期&期末試験(2月前半~6月後半)
後期には、授業終了後比較的すぐに期末試験があります。日々の授業の復習をしつつ期末試験に向けて準備する必要があったので、前期に比べると少しきつめなスケジュールです。そのため、ほぼ毎日、授業が終わったら図書館に通っていました。土日も基本的に図書館でした。同じクラスの子たちは、みんな同じくらい勉強していたと思います。後期は実験科目が2つでした。

授業はオンラインでの受講が可能で、またビデオ録画もあったため、特に5月は教室に来ない学生が多かったように思います(出席人数は約30~40人)。多くの授業が5月中旬までに終了したため、5月後半は授業内で今までの復習を行ったり、授業自体がない場合が多かったです。

完全に授業が終了(6月1日)してから10日ほど期間が空き、期末試験が始まりました。前期よりも若干タイトな試験スケジュールでした。また今期から、答案用紙に学生の氏名を書かずに学籍番号だけを記入するという取り組みが始まりました。薬学部の試験は他の学部よりも期間が長く、最後の方は図書館がかなり空いていました。期末試験は6月30日まででした。追試がなければ、この日から9月中旬まで長い夏休みがあります。

以上が薬学部2年次の大まかな流れです。一年を振り返ってみて、一年次よりも忙しかったなあという印象です。でも、新しい友達が増えて刺激的な一年でもありました。3年次も、2年次と同じようなスケジュールだそうなので、頑張ります!

それでは!