スイス留学のデメリット
こんにちは、ジロウです!
前回はスイス留学のメリットに触れましたが、今回はデメリットについてお伝えしようと思います。
というのも、留学の良い面だけ知っていては、いざ留学してみたら大変すぎて耐えられなかったという状況になりかねないからです。
そして、今回お伝えするデメリットの中には、事前に知っていれば耐えられるものもあります。
ですので、スイスへの留学を検討中の方は是非ご覧ください。
スイス留学のデメリット
①とにかく勉強が大変
②物価が高い
③日本のものが手に入りにくい
①とにかく勉強が大変
いろいろな形の留学がありますが、ここでは大学学部の正規過程についてお話します。
スイスの大学では同じ科目の試験に2度失敗すると強制的に退学というシステムがあるところが多いです。つまり追試は一度までしか受けれません。
私の学年では、1年から2年に上がれたのは全体の3割でした。スイス全体ではここまで厳しくはないですが、毎年退学or留年をする学生は少なくありません。
退学となってしまった学生は、専攻を変えて1年生をもう一度やる場合が多いです。
なので、しっかりと勉強しなければいけません。私自身これまで2年間大学に在籍していますが、勉強のことを気にせずに過ごしたのは夏休みだけです。あとは、冬休みであれイースター休暇であれ、勉強する必要があります。旅行も行くことは可能ですが、夏休み以外は長期間旅行するのは難しいです。
さらに、追試があるともっと大変です。追試は、夏休み後半の8月末~9月初めに行われることが多いです。つまり、夏休み中も勉強が必要になります。追試の科目数が多く夏休みだけでは勉強時間が足りないと判断した場合、次の年に確実に進級するために留年を選択する学生もいます。
と、ここまで厳しいことを書いてきましたが、コツコツと勉強を続けることができる人であれば大丈夫だと思います。逆に、キラキラした大学生活を送りたいという人はスイスの大学は向いていないかもしれません。
②物価が高い
スイスは物価が高いですが、最低限の生活をするのに生活費がめちゃくちゃ高いということはないです。
ただし、色んなものの費用が高いので行動の選択肢が狭くなります。
例えば、日本では安価な食堂から高級レストランまで外食の選択肢が豊富にありますが、スイスでは外食は基本的に高いです。昼食で2000円、夕食で4000~5000円は少なくともかかってくるでしょう。
スイスで仕事をしている場合は大丈夫かもしれませんが、学生としては気軽に手を出しにくい金額です。そのため、外食という選択肢は限られてきます。
また医療費も高いので、病院に行くハードルも高いです。
私の友人は、薬を誤飲した際に病院に行きましたが、心電図と問診だけで6万円近くかかりました。
スイスでは基礎保険の加入が義務付けられていて、ある程度の金額を超えれば保険会社が負担してくれますが、それでも日本のように気軽に病院に行くことはできません。
そのため、例えば軽い風邪の場合、薬局に行って薬剤師に相談して薬を買って治すという人が多いです。
③日本のものが手に入りにくい
日本の食材は手に入りますが、値段が高いです。チューリッヒやジュネーブなどの比較的大きめの街にには日本食材店はいくつかありますが、小さな街だとアジア食品店というように他の国とひとまとめになっていて、選択肢も少ないです。
ですので、日本食でなければだめ、という人には厳しいかもしれません。
また、周りのフランスやドイツにはユニクロがありますが、スイスにはまだありません。
日本のものが欲しくなったら日本へ一時帰国した際にたくさん購入して持ってくるか、もしくはドイツやフランスに行った購入するのが良いでしょう。
いかがだったでしょうか。
勉強は本当に大変ですが、覚悟を持って臨めば大丈夫です。
また生活に関しては、不便はないけれども、日本と同じような生活をしたいという人にとっては少し難しいかもしれません。
しかし、スイスには素晴らしいところがたくさんあるので、来てみたらきっと気に入ると思いますよ。
この記事がスイス留学を検討している方の参考になれば幸いです。
それでは!