大学の成績について
こんにちは、いつも2日遅れで筋肉痛が来るジロウです!
さて今回は、スイスの大学の成績についてお話していきます。
私自身、特に前期は成績やテストの仕組みがあまりよくわからず、苦労しました😅
仕組みが分かっていれば、ほんの少しですがとっつきやすくなると思います。
それでは、早速成績をみていきましょう!
どん!笑 これが一年次に受講したすべての科目の成績です。
恥ずかしいので一部隠していますがご了承ください!笑
それでは1つずつ見ていきます。
①日付
「01」と「02」が前期、「06」が後期に受けたテストです。
②成績
各科目の成績は1.0(最低)~6.0(最高)でつけられ、0.5ずつ刻まれます(モジュールごとの平均値はもっと細かく表示されています)。
単位取得(成績≧4)、条件付きで単位取得(3≦成績<4)、落単(3>成績)です。
また、「Reussite」となっているのは実習科目です。最後にテストを実施する場合、もしくは日々の取り組み、レポート、授業中の発表などを総合して成績がつけられる場合があります。「Reussite(単位取得)」または「Echec(落単)」のどちらかです。
ちなみに、下のほうにある「Informatique Pour Pharmaciens(薬剤師のための情報学)」も実習だったのですが、まさかの数字で成績がつけられていたため、クラス中が湧きました。笑(湧いた理由については後述します)
③取得可能単位
1年間で60単位取得できます。おそらくヨーロッパの大学では基本的に同じで、3年間の学部課程なら180単位、4年間の学部課程なら240単位が卒業に必要な単位数です。私の大学の場合、取得単位数が「3」の科目は週1コマ、「6」の科目は週2コマでした。
➃実際に取得した単位数
単位取得した場合は③と同じ数字が、落単した場合は「0」が付きます。ここで「0」が付くと、何とも言えない気持ちになります。笑
⑤モジュール
これが結構大切な概念であり、私が最初理解していなかった部分です。
具体例で見てみましょう。青線で囲んであるのが1つのモジュールで、ここでは「Chimie Ⅱ」を指します。このモジュールには、その下の3つの科目(Chimie Organique Ⅱ、Chimie Analytique、TP de Chimie)が含まれています。
ここからが重要です。先ほど②で、成績が「3≦評価<4」だった科目は条件付きで単位取得可能だと説明しました。この条件というのが、「モジュールの平均が4になるよう他の科目で補うことができること」なのです。この平均には実習科目は含まれません。例えば、Chimie Organique Ⅱで3.5だったとしても、Chimie Analytiqueで4.5を取ればモジュール全体の平均が4になるので、Chimie Organique Ⅱの単位も取得したことになります。つまり救済されるチャンスがあるわけです!
ちなみに、先ほど少し触れた「薬剤師のための情報学」という科目では、多くの学生が6をもらい、多くの子羊たちが救われました(先生、ありがとうございました!😭)。
ただし、成績が3未満の科目は他科目で補うことができないのでご注意ください。
ちなみに落単した場合は、自分の選択したセッションで追試を受けることになります(セッションは1月、6月、8月の3回あります)。私は前期で有機化学の単位を落としたため、6月のセッションで後期の科目のテスト+追試を受けました。前期に落とした科目は、8月のセッションで追試を受けることもできます。
ただし、スイスの大学では、2回同じ単位を落とすと強制退学となります。そのため、慎重を期して8月のセッションに追試を受ける学生が多いように思います。私は帰省の予定があり、夏休みをまるまる確保したかったため、6月に受けました。
以上です。
この仕組み、皆さんはどう思われますか。私は、6のうち4を取る必要があると知った時は、正直難しそうだなと思いましたが、一生懸命勉強すればおそらく大丈夫です。もしよかったら、皆さんの感想も聞かせてくださいね。
質問などもあれば、遠慮なくご連絡ください。それでは!