最終学年が始まりました
こんにちは、ジロウです。暑い日が続いていますが皆さんお元気ですか。
僕の住んでいる街も今週から気温が上がり、本日33℃です。家にエアコンがないのがつらいですね・・・
さて、例年2ヵ月半ほどある夏休みですが、今年は3週間ほどで夏休みが終わり、7月中旬から薬学部5年生がスタートしました。
5年生では主に2つのことに取り組みます。
1つ目は卒業研究です。現在在籍している大学に限らず、別の大学や研究機関、企業など、自分の好きな場所で行うことができます。期間は20週間または25週間です。僕は自分の行いたい研究が在籍している大学でできることから、そのまま同じ大学に残って研究することにしました。研究室に所属し、博士課程の学生または研究員の方と一緒に研究を進めます。現在研究を始めて4週間経過しましたが、研究室の皆さんが良い人なのでひとまず安心です。今のところ、実験は少なく、実験のために論文を読んで情報を収集している時間が圧倒的に多いです。友達の所属している研究室でほぼ毎日実験をしていると言っていたので、テーマによって作業内容が異なるようです。今の研究室では会話の半分が英語で行われているので、英語の練習にもなって嬉しいです。ひたすら論文を読んでいると疲れるので、時々他の人の研究を見学させてもらっています。25週間の間に35ページほどのレポートを書き、最後に実施される口頭試問に合格することで卒業研究を完了することができます。
5年生では薬局でのインターンも実施します。こちらは20週間+2週間の有給で、少ないですがお小遣いがもらえます。僕はまだこちらがスタートしていなくて、卒業研究が終わった1月から始める予定です。このインターンでは監督者のもと、薬局で行われる大半の業務を実際に行います。来年の9月に控えている国家試験では、患者さんとのコミュニケーションの試験、および薬を調剤するテストがあるので、このインターンはそれに向けて非常に重要です。すでにインターンをしている友達の話を聞く限り、忙しそうなので気合を入れて取り組みたいです。
他にもこまごまとした授業が少しありますが、大まかには上記の通りです。ご紹介したのはスイスフランス語圏での5年生のカリキュラムであって、ドイツ語圏だと期間など若干異なるようです。4年生までと異なり、5年生ではほぼ授業がなく、国家試験を除いては試験に追われることがないです。現在は少し余裕がある状態なので、今のうちに就職活動を進めていこうと考えています。
以上、スイス薬学部5年生の流れについてでした。