留学に必要な語学力

こんにちは、ジロウです!
はやいもので、もう9月に入ってしまいましたね!

さて今回は、スイスの大学に留学する際に必要な語学力についてお話していきます。
留学を考えている方の中には、実際どれくらいの語学力が必要なのか気になる方が多いんではないでしょうか。

スイスの大学といっても、フランス語圏なのかドイツ語圏なのかイタリア語圏なのか、または学士なのか修士なのか博士なのかで求められる言語がかなり異なります。

今回は、フランス語圏の大学で、フランス語で開講されている学士課程に進む際に必要となる語学力について、私の個人的な経験をもとにお話しできればと思います。

私の場合、大学に入る1年前にDalfのC1を取得しました。C1取得のためには、ポッドキャストや本などを使って毎日2時間ほど勉強しました。この勉強法で、文法や単語などの基礎をしっかり固めることができました。
C1をとってからは、リスニングとスピーキングを上達させるため、語学学校にお世話になりました。ほぼ毎日のようにアウトプットできる機会があったのはありがたかったです。

さて、このようにC1取得後1年ほど、仕事の空き時間を利用してほぼ毎日フランス語に触れるようにしていました。

そして、満を持して2021年9月にスイスにやってきました。
個人的には授業の聞き取りも大丈夫だろうと思っていましたが、1年生の1学期(秋学期)は教授の言っていることを理解するのがとても大変でした。体感でいうと、毎回の授業で平均して30~40%ぐらいの理解度だったと思います。授業中に分からない単語がたくさん出てきますが、辞書を引く時間はありませんでした。そのため、家に帰ってから復習のために多くの時間を費やしました。

幸い、授業のパワーポイントが分かりやすかったのと、1年の間は数学や化学など基礎的な内容の学習だったので、なんとか切り抜けることができました。
また、授業が録画されているというのも非常にありがたかったです。家に帰ってから何回も聞き直すことができました。

2学期(春学期)から実験科目が始まりましたが、こちらは考えるというよりも作業を行うことがメインだったため、座学ほど大変ではありませんでした。ただパワーポイントがないため、フランス語での指示が分からなかった場合はしつこく質問するようにしていました。
また、実験科目に関してはアシスタントが何人かいて、英語で質問することも可能でした。とはいえ、私の英語力はフランス語力と大差がなかったので、それがメリットだったかは微妙ですが・・・笑

このように、授業内容がなかなか理解できずに辛かったのですが、友達との会話はもっと理解できずに大変でした。それでも、優しい同級生がたくさんいて、かなり助けてもらいました。


ということで、結論としては、C1レベルのフランス語能力があれば単位をとって進級することが十分可能です!ですが、授業を完璧に理解できるわけではないし、周りのフランス語を母語とする学生よりも多くの時間を学習に割く必要があります。大学で学ぶのであれば、個人的にはC1がスタートラインだと思っています。

在学中は毎日フランス語に触れるので、フランス語能力は上達していきます。ですので、コツコツ勉強するのが苦ではないのであれば、あまり心配しすぎず、挑戦する価値はあると思います。
スイスは外国人が多いので、多少つたないフランス語でも辛抱強く聞いてくれますよ!

何か質問があれば、お問い合わせからご連絡ください。
それでは!